推敲じゃなくて校正
破滅派は常に破滅している作品を求めていますが、文章表記のメチャクチャな作品を載せるのはよろしくないと考えています。そこで校正が必要になってきます。原則的にはご自分でやっていただくのですが、同人同士でお互いの作品を校正しあっていただくこともあります。この記事ではそういう場合の注意点を書きます。
ところで、これまで人の作品(それも世に出る前の原稿)を読む機会が少なかった方は、ついつい作品の内容に口を出してしまいがちです。しかし、校正とはあくまで「文字校正」のことだと思ってください。
作品の内容(整合性・矛盾点)などに口を出してしまうと、険悪な雰囲気になることもしばしばです。特に、自作について口を出されると思いのほかムッとするものですので、校正をするときはあくまで黒子に徹してください。
ちなみに、出版社ではちゃんとした校正担当者がいます。「この町をこう出て川にぶつかると、右から左に流れているはずですが?」という赤を入れるそうですが、破滅派ではそこまでする必要はないでしょう。あくまで表記上の問題についてのみ校正してください。
ハウツー文字校正
では、文字校正の基本的なルールをご説明します。大原則として、紙に印刷して赤ペンを入れるようにしましょう。そうすると、間違える確率が劇的に下がります。
誤字・脱字
これは最も指摘しやすい間違いです。辞書的な意味において間違っているので、同意を得やすいと思います。「生活の補償がない」などでしょうか(※正しくは「保障」です)。ただ、場合によっては単なる「言葉遊び」だったりするので、前後の脈絡を間違えないようにしましょう。
表記揺れ
これは漢字に関することですが、同じ言葉は作品内での表記を統一しましょう。「言う」だったり、「いう」だったり、「云う」だったりすると面倒です。ただし、場合によっては使いわけたいとき(たとえば、複数の時代にまたがる作品で、「云う」と「言う」を使い分けるなど)もあるので、そうした場合は誤記としません。
「行う」か「行なう」かというの送り仮名の違いに関しては不問とします。現代仮名使いに統一する必要はありません。が、同じ言葉に関しては使い方を統一しましょう。
文章が変
ここらへんから難しくなってきます。たとえば、「破滅派は読者は少なかった」などと、「は」が2回続いてしまったりする場合でしょうか。「てにをは」間違いは、長い文を一息に書いたときにやってしまいがちです。文章には「呼応」という性質がありますので、自然・不自然があります。特に「は」と「が」の使い分けは難解なので、注意してみましょう。
ただし、ここらへんから読む人の好みが現れてくると思います。微妙な場合は喧嘩になるのを避けるため、ほおっておきましょう。
事実無根
これはあまり気にすることはありませんが、あまり取材をしないで書いたことは、事実と異なる場合があります。なにをもって事実とするかは難しいところですが、破滅派が結成されたのが1915年とか、明らかな間違いは指摘しましょう。どっちだからわからないことはちょっと調べてみて、わかりそうになかったら放っておいて構いません。
校正が終わったら
それでは、次のページにて、校正が終わったあとの流れを説明します。
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